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「そこでございますて、伯母様さん、実に小甥わたくしもこうしてのこのこ上がられるわけじゃないのですが、――御恩になった故叔父様おじさんや叔母様さんに対しても、また武男君に対しても、このまま黙って見ていられないのです。実にいわば川島家の一大事ですからね、顔をぬぐってまいったわけで――いや、叔母様さん、この肺病という病やつばかりは恐ろしいもんですね、叔母様さんもいくらもご存じでしょう、妻さいの病気が夫に伝染して一家総だおれになるはよくある例ためしです、わたくしも武男君の上が心配でなりませんて、叔母様さんから少し御注意なさらんと大事になりますよ」
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