美少女映像集木陰の秘密「――あらゆる犠牲をはらうとも」女で居ながら、」
次に鈴木牧之ぼくしの『北越雪譜ほくえつせっぷ』にある話は、南魚沼うおぬま郡の池谷村の娘ただ一人で家に機はたを織っていると、猿のごとくにして顔赤からず頭の毛の長く垂れた大男が、のそりと遣って来て家の内を覗いた。春の初めのまだ寒いころで、腰に物を巻きつけて機にかかっていたために、怖ろしいけれども急に遁げることができず、まごまごとするうちに怪物は勝手元かってもとへまわり、竈かまどの傍に往って、しきりに飯櫃めしびつを指さして欲しそうな顔をした。かねて聞いていることもあるので、早速に飯を握って二つ三つ与えると、嬉しい顔をしてそれを持って去った。それから後も一人でいる時はおりおりきた。山中でもこれに出逢ったという人がそのころは時々あったが、一人でも同行者があると決して来なかったそうである。
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美少女映像集木陰の秘密「それほどまでに仰せあるなら――」「石ころでも入れておけ! かまうもんか!」おほどかにかかる太陽のしろいひかり、「一豊かずとよ」