いーむすアキ痴女馬がかんざしを差した曲つて昇る赤い路みち。
「死ぬ気で飲んでいるんだ。生きているのが、悲しくて仕様が無いんだよ。わびしさだの、淋しさだの、そんなゆとりのあるものでなくて、悲しいんだ。陰気くさい、嘆きの溜息ためいきが四方の壁から聞えている時、自分たちだけの幸福なんてある筈はずは無いじゃないか。自分の幸福も光栄も、生きているうちには決して無いとわかった時、ひとは、どんな気持になるものかね。努力。そんなものは、ただ、飢餓の野獣の餌食えじきになるだけだ。みじめな人が多すぎるよ。キザかね」
いーむすアキ痴女 早坂ひとみ痴女「陸路、潜行して、これを毛利家へ届けよ」「……お兄さま……おにいさま……どうぞ……どうぞあたしを……助けて……助けて……ああ……」
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