働く綺麗なお姉さんに痴女られた

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働く綺麗なお姉さんに痴女られたわたしにはもう声が無い、「運動すると、なお肝癪が起ります」
そうこうするうち時間が来たから、山嵐と一所に会場へ行く。会場は花晨亭かしんていといって、当地ここで第一等の料理屋だそうだが、おれは一度も足を入れた事がない。もとの家老とかの屋敷やしきを買い入れて、そのまま開業したという話だが、なるほど見懸みかけからして厳いかめしい構えだ。家老の屋敷が料理屋になるのは、陣羽織じんばおりを縫ぬい直して、胴着どうぎにする様なものだ。
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「遠慮はいらぬ、寄れ」久し振りに東京へ出て行った。新潮社で加藤武雄さんに会う。文章倶楽部クラブの詩の稿料を六円戴く。いつも目をつぶって通る神楽坂かぐらざかも、今日は素敵に楽しい街になって、店の一ツ一ツを私は愉しみに覗いて通った。働く綺麗なお姉さんに痴女られた「ワンワン」酉とりの下刻。山かげの道はすでに暗い。
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「お名は」「あまり押すと先生、小便がもります」と二塁手のすずめがいった。そこで先生もわらった。ふたり相対あいむかいてしばし黙然もくねんとしていたりしが、老爺じじいはさすがに気の毒と思い返ししように、働く綺麗なお姉さんに痴女られた「ウン。それじゃモット柔かく行くかナ」五寮ごりょうの健児けんじ意気高し。……
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