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秀長は、重責じゅうせきを感じたように、首をたれた。いうまでもなく、彼は後の大和大納言秀長やまとだいなごんひでながである。幼時は、父こそちがうが、秀吉と同じ尾張中村の茅あばら屋やに生れ、同じ母のひざに甘え、同じ貧苦と寒飢かんきの中に育てられてきた骨肉である。――が今は、兄の力に励まされ引き上げられ、彼も一箇の部将として洲股すのまた、長浜ながはま以来、つねに秀吉の出陣といえば従軍していた。
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