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残る五人の子の中うちで、十二歳の陸、六歳の水木、五歳の専六はもう読書、習字を始めていた。陸や水木には、五百が自ら句読くとうを授け、手跡しゅせきは手を把とって書かせた。専六は近隣の杉四郎すぎしろうという学究の許もとへ通っていたが、これも五百が復習させることに骨を折った。また専六の手本は平井東堂が書いたが、これも五百が臨書だけは手を把って書かせた。午餐後ごさんご日の暮れかかるまでは、五百は子供の背後うしろに立って手習てならいの世話をしたのである。
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