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と辰さんは言い置いて、麦藁むぎわら帽の古いのを冠りながら復た畠へ出た。辰さんの弟も股引ももひきを膝ひざまでまくし上げ、素足を顕して、兄と一緒に土を起し始めた。二人は腰に差した鎌を取出して、時々鍬に附着する土を掻取かきとって、それから復た腰を曲こごめて錯々せっせとやった。
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鑿のみとりて像を彫きざむ人……だから私はできるだけ冷静な態度で箱を引き寄せた。そうして木の蓋と、鬱紺木綿を開くと、又も、どことなく緊張しかけて来た感情を押え付けようと力つとめつつ、まず絵巻物の外側から見まわした。pixiv美少女「さようさよう……」「君、行くのはいいが路を知ってるかい」
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