apns-079狩られた人妻突然連れ去られ繰り返される濃厚凌辱絶望的な状況の中私は徐々に壊れ始める皆瀬杏樹

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始めて越後えちごを去る時には妻君に一部始終いちぶしじゅうを話した。その時妻君はごもっともでござんすと云って、甲斐甲斐かいがいしく荷物の手拵てごしらえを始めた。九州を去る時にもその顛末てんまつを云って聞かせた。今度はまたですかと云ったぎり何にも口を開かなかった。中国を出る時の妻君の言葉は、あなたのように頑固がんこではどこへいらしっても落ちつけっこありませんわと云う訓戒的の挨拶あいさつに変化していた。七年の間に三たび漂泊して、三たび漂泊するうちに妻君はしだいと自分の傍を遠退とおのくようになった。
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