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やがて私は技手の後に随いて、狭い楼階はしごだんを昇り、観測台の上へ出た。朝の長野の町の一部がそこから見渡される。向うに連なる山の裾には、冬らしい靄もやが立ち罩こめて、その間の空虚なところだけ後景が明かに透けて見えた。
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