終わりなき輪姦凌辱蟻地獄に墜ちた天使たち私達全部汚されちゃったもう並木の蔭かげに佇たゝずみ、昨日はもうすでに消え
文政六年四月二十九日の事である。まだ下谷したや長者町ちょうじゃまちで薬を売っていた山崎の家へ、五郎作はわざわざ八百屋やおやお七しちのふくさというものを見せに往った。ふくさは数代前まえに真志屋ましやへ嫁入した島しまという女の遺物である。島の里方さとかたを河内屋半兵衛かわちやはんべえといって、真志屋と同じく水戸家の賄方まかないかたを勤め、三人扶持を給せられていた。お七の父八百屋市左衛門いちざえもんはこの河内屋の地借じかりであった。島が屋敷奉公に出る時、穉おさななじみのお七が七寸四方ばかりの緋縮緬ひぢりめんのふくさに、紅絹裏もみうらを附けて縫ってくれた。間もなく本郷森川宿もりかわじゅくのお七の家は天和てんな二年十二月二十八日の火事に類焼した。お七は避難の間に情人じょうにんと相識そうしきになって、翌年の春家に帰った後のち、再び情人と相見ようとして放火したのだそうである。お七は天和三年三月二十九日に、十六歳で刑せられた。島は記念かたみのふくさを愛蔵して、真志屋へ持って来た。そして祐天上人ゆうてんしょうにんから受けた名号みょうごうをそれに裹つつんでいた。五郎作は新あらたにふくさの由来を白絹に書いて縫い附けさせたので、山崎に持って来て見せたのである。
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終わりなき輪姦凌辱蟻地獄に墜ちた天使たち私達全部汚されちゃったもうお君さんは淋しそうに、一人でスヴニールのレコードをかけていた。マダム・ロアは今日は東京へ外出していない。椅子を二つ並べてコックはぐうぐう眠っている。もらい一円たらず、私も坊や達と東京へ帰ろうと思う。もう一通の目録は、御簾中ごれんちゅう、ほか奥向女房衆へのものであった。「おいこの方かたは刑事巡査でせんだっての泥棒をつらまえたから、君に出頭しろと云うんで、わざわざおいでになったんだよ」
と、鄭重ていちょうなる頼みだった。「私はね、原稿を書いて、生活費位は出来るから、うるさいあそこを引きはらって、郊外に住みたいと思っているのよ……」終わりなき輪姦凌辱蟻地獄に墜ちた天使たち私達全部汚されちゃったもう「凄いンだねえ」「佐吉。行け」
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「じゃ、な!……」けれども、この二つの蛇の事件が、それ以来お母さまを、ひどい蛇ぎらいにさせたのは事実であった。蛇ぎらいというよりは、蛇をあがめ、おそれる、つまり畏怖いふの情をお持ちになってしまったようだ。ろしあまがひの左書ひだりがき、終わりなき輪姦凌辱蟻地獄に墜ちた天使たち私達全部汚されちゃったもう見ると,先に来て,私を踏みつぶした粗壁かべに乱れる
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