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10musume-061113_01_ユリ_4p願望のとんでもない素人痴女農夫の生活二つの谷を越え三つの谷を越え
されど事もなき艦橋の上の夜よ、韓海の夏暑くしてハンモックの夢結び難き夜よは、ともすれば痛恨潮うしおのごとくみなぎり来たりて、丈夫ますらおの胸裂けんとせしこと幾たびぞ。時はうつりぬ。今はかの当時、何を恥じ、何を憤いかり、何を悲しみ、何を恨むともわかち難き感情の、腸はらわたに沸たぎりし時は過ぎて、一片の痛恨深く痼こして、人知らずわが心を蝕くらうのみ。母はかの後二たび書を寄せ物を寄せてつつがなく帰り来たるの日を待つと言い送りぬ。武男もさすがに老いたる母の膝下しっかさびしかるべきを思いては、かの時の過言を謝して、その健康を祈る由書き送りぬ。されど解きても融とけ難き一塊の恨みは深く深く胸底に残りて、彼が夜々ハンモックの上に、北洋艦隊の殲滅せんめつとわが討死うちじにの夢に伴なうものは、雪白せっぱくの肩掛ショールをまとえる病めるある人の面影おもかげなりき。
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10musume-061113_01_ユリ_4p願望のとんでもない素人痴女下は北海道方面です。この世にまたと無いくらいに、とても、とても美しい顔のように思われ、恋があらたによみがえって来たようで胸がときめき、そのひとの髪を撫なでながら、私のほうからキスをした。「それでは……これが……本当の……」しづかに物思ひにふけるヒヤシンスよ。