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この用無用を問わざる期間は、啻ただに年としを閲するのみではない。あるいは生を終るに至るかも知れない。あるいは世を累かさぬるに至るかも知れない。そしてこの期間においては、学問の生活と時務の要求とが截然せつぜんとして二をなしている。もし時務の要求が漸ようやく増長し来きたって、強いて学者の身に薄せまったなら、学者がその学問生活を抛なげうって起たつこともあろう。しかしその背面には学問のための損失がある。研鑽はここに停止してしまうからである。
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