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勝三郎は陸を教えるに、特別に骨を折った。月六斎つきろくさいと日を期して、勝三郎が喜代蔵きよぞう、辰蔵たつぞう二人の弟子でしを伴って、お玉が池の渋江の邸やしきに出向くと、その日には陸くがも里親の許もとから帰って待ち受けていた。陸の浚さらえが畢おわると、二番位演奏があって、その上で酒飯しゅはんが出た。料理は必ず青柳あおやぎから為出しだした。嘉永四年に渋江氏が本所台所町に移ってからも、この出稽古は継続せられた。
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