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「明智一勢には、軍旅を取りいそぎ、日ならぬうち、但馬たじまより因幡いなばへ入り候え。敵毛利輝元の分国、伯州はくしゅう、雲州うんしゅうへも、構えなく乱入に及ばれい。油断あるな、猶予ゆうよあるな。早々、丹波へ帰国、陣用意をととのえ、高松城包囲中の羽柴秀吉にたいし、山陰道より側面牽制けんせいのふくみあって然るべし。――信長自身もやがて間もなく後詰ごづめに西下あらん。おくるるな、軍略の機を万が一にも外はずすな。……以上のとおりなおことばでありました」
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