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金かねも勢いきおいもないものが天下の士に恥じぬ事業を成すには筆の力に頼らねばならぬ。舌の援たすけを藉からねばならぬ。脳味噌のうみそを圧搾あっさくして利他りたの智慧ちえを絞しぼらねばならぬ。脳味噌は涸かれる、舌は爛ただれる、筆は何本でも折れる、それでも世の中が云う事を聞かなければそれまでである。
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