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ラム・ダスは、天窓からするりと屋根の上に上ると、生れてから今まで屋根を渡って暮して来たかのように、身も軽々とセエラの方へ渡って来ました。彼は[#「彼は」は底本では「後は」]足音も立てず、天窓からセエラの部屋に辷すべりこみ、セエラに向き直って、印度流の額手礼サラアムをしました。猿はラム・ダスを見ると小さな叫声さけびごえを揚げました。が、彼が天窓を閉めて捕えにかかると、戯談じょうだんにちょっと逃げ廻って、すぐラム・ダスの首に噛かじりつきました。
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