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第一首には、「天」といふ題がある。さういふ題咏ではあるが、彼の國體觀が反映してゐて眞率な歌調をなした。『天』には始もなければ終もなく、況して方嚮といふやうなものも無いわけであるが、彼の信仰では、皇國の天が即ち天の始だといふのである。これは大きくてなかなか好い。第二首も同樣の思想であつて、天つ日の豐榮のぼる皇國は、日の入る國即ち韓、諸越その他萬邦のさきがけをなすものだといふのである。これには、「國」といふ題がついて居る。第三首には「雫」といふ題があり、大君の御めぐみの廣大無邊をあらはさうとした。
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