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『医心方』を瑞策に授けたのは、家光ではない。瑞策は京都にいた人で、江戸に下ったことはあるまい。瑞策が報恩のために物を贈ろうとしたにしても、よもや帝室から賜った『医心方』三十巻の中うちから、一巻を割さいて贈りはしなかっただろう。凡おおよそこれらの事は、前人が皆かつてこれを論弁している。
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