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広い宇宙に生きて思わぬ桎梏かせにわが愛をすら縛らるるを、歯がゆしと思えど、武男は脱のがるる路みちを知らず、やる方かたなき懊悩おうのうに日また日を送りつつ、ただ生死しょうしともにわが妻は彼女かれと思いてわずかに自ら慰めあわせて心に浪子をば慰めけるなり。
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