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「いまわれわれの当面している問題は」と甲斐はまた云った、「――つきつめた一念や、壮烈な行動などで解決できるものではない、舎人、――おまえは無実の罪を衣き、追放になったことで役目をはたした、それで充分だ、明日ここから江戸へゆけ、そして自分の身を立てるくふうをするがいい、わかったか」
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