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火はすでに屋根裏へも廻っているらしく、ぐわうと伽藍がらんの中は鳴っている。甲冑かっちゅうに触さわれば皮革や金具が手に熱く覚えるほどだった。――が、それにしても見わたすところ、瞬時にして、人影が見えなくなった。ありと見れば屍かばねであり、いると思えば、明智の同衆である。その明智の人数も、棟木むなぎに火がついたというので、あわてて外へ溢あふれ出たものが多い。
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