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檜ひのきの扉とびらに銀のような瓦かわらを載のせた門を這入はいると、御影みかげの敷石に水を打って、斜ななめに十歩ばかり歩あゆませる。敷石の尽きた所に擦すり硝子ガラスの開き戸が左右から寂然じゃくねんと鎖とざされて、秋の更ふくるに任すがごとく邸内は物静かである。
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