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たちまち虚すきをねらう二人ふたりの曲者くせものあり。尺ばかり透きし扉とびらよりそっと頭かしらをさし入れて、また引き込めつ。忍び笑いの声は戸の外に渦まきぬ。一人ひとりの曲者は八つばかりの男児おのこなり。膝ひざぎりの水兵の服を着て、編み上げ靴をはきたり。一人の曲者は五つか、六つなるべし、紫矢絣やがすりの単衣ひとえに紅くれないの帯して、髪ははらりと目の上まで散らせり。
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